2007/12/08 (Sat) 贅沢貧乏のマリア

今、群ようこさんの「贅沢貧乏のマリア」を読んでる途中。
これは森鴎外の娘の森茉莉のことを書いたエッセイなんだけど、
ひゃー…。ものすごいファザコン！！もう、甘やかされまくりで、読んでて
引いちゃったよ。これが私の一番素直な感想。
森茉莉の作品は大昔読んだことがあるんだけど、その時の感想は「なんて
生活力のない主人公なんだ！！こんな男、絶対嫌！」だったなあ。
(何しろ私の「理想の男性有名人第一位」は山口達也だ)
今読んだら少し違う感想を持つかも知れないけど(当時よりももっと深く
読めるだろうし)ああ、こういう作家が生み出した人物たちだったんだ、
と変な納得をしてしまった。
父親に思いっきり愛されて、お姫様みたいに扱われた、夢の世界の住人。
耽美作家になるべくしてなったと言えなくもないかも。
それほどまだよく知らないけど、途中までのエッセイと、過去に読んだ一冊から
受けた印象はそんなところ。
その小説、まだうちにあるかもしれないので、探して再読しようかな？

ＤＶＤの「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」を見た。これ、人形アニメよね？
なかなかダーク。「コープスブライド」の方が私の好みだな。