2008/10/23 (Thu) 読んで、読んで、読みまくり！

２１日には宮部みゆき氏の「我らが隣人の犯罪」、昨日は仁木悦子氏の「夏の終わる日」と
泡坂妻夫氏の「生者と死者」を読んだ。
「我らが隣人の犯罪」は短編集。この中の「サボテンの花」がすごく好き！
ある小学校で６年生がクラス単位で「卒業研究発表」を行なうんだけど、１組の子達が
「サボテンの超能力を研究する」と言い出すの。で、教師や大半の親が反対するんだけど
子供たちは言うことを聞かず、研究はスタート。
定年退職直前の教頭は知り合いの大学生に相談して、子供たちを見守ったりするんだけど
学校の実験器具がなくなったり子供たちが一人の生徒の家の庭で異常な行為をしてたりして
「超能力を信じた挙句の集団ヒステリー」も疑われたんだけど、実は…
意外な、しかも素敵な結末が待ってるんだなあ♪

「夏の終わる日」も短編集。「自分が気になるから」という理由でつい、ただ働きしてしまう
なんだかお人よしの私立探偵の活躍。これも好きだな♪

「生者と死者」は、何箇所か袋とじになっててそのまま読むと短編小説で、
全部切り開くとその短編はひとつの長編に取り込まれてしまうという凝った作品。
大変だったろうなー。一文字でもずれると台無しだもん。特別な原稿用紙に書いたらしい。
これはドラマの「トリック」のファンが喜びそうな本だと思ったよ♪本の作り方もそうだけど
内容的にもね。

オキザリスのヴァーシーカラーとスプリングチャームが発芽した。スプリングチャーム、前年度に
黄色が消えちゃったけど、復活しないかなあ？球根の植物って時々、一年眠りっぱなしで
翌年いきなり復帰することあるでしょ。